シリア内戦とイラン核武装論

執筆者:フォーサイト編集部2012年8月20日

 本日の更新記事は、会田弘継さんの「国際論壇レビュー シリア内戦とイラン核武装論」です。シリア内戦の「出口のなさ」はイスラエル、イラン、サウジアラビア、パキスタンにどんな影響を及ぼすのか。一方、シェールガスやシェールオイルといった頁岩層に閉じ込められていた資源の採掘技術が発展し、エネルギーの中東依存から解放されそうな米国では、ハイブリッドや電気自動車より前に、「天然ガスのクルマ」への利用推進が想定され始めています。

 「専門家の部屋」では、2本の新エントリ。「寒い国から来るスパイ」(ロシア、名越健郎さん):プーチン大統領とKGBの同期で最有力側近のパトルシェフ安全保障会議書記が今秋来日します。主要議題は「中国」となりそうです。一方、秋田犬「ゆめちゃん」も日本の外交に貢献したようです。

 「クリントン国務長官のアフリカ訪問」(アフリカ、平野克己さん):8月2日からアフリカ9カ国を歴訪したクリントン米国務長官。公正選挙に成功した国、そこから誕生した政権を選択して祝福称揚するという外交は、中国にはできない芸当です。

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