9月17日、この欄で書いた「尖閣国有化のタイミングは正しかったか」という私の一文に対し、読者のみなさんに多くの意見を寄せていただきました。それぞれの意見は非常に力の入った内容で、きちんとコメントを返さなくてはと思いながら、あっという間に月末になってしまいました。私なりのコメントをまとめて記しておきたいと思います。

この問題に対する私の文章の立ち位置は、今回、日本政府は国有化のタイミングを他の時期にずらす選択肢もあったのではないか、このタイミングはあまりにも外交的に不適当だった、という批判的なところにありました。

これに対して、youtama51さんやみずさわさん、楠公さんなどからは、国有化は日本にとって必要な措置であり、私の意見には同意できないという趣旨の意見をいただきました。

一方、h.sasさん、HIROさん、海千山千さん、K.S.さん、The sovereignさんなどからは、基本的に私の意見に賛同する形の意見が寄せられました。

ほかにも、タイミングは悪かったかも知れないが、中国を相手にそんな風に心情をおもんぱかっても、中国は恩義を感じないので意味がない、というTORUさんのご指摘もありました。

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