韓国大統領選の焦点、「専門家の部屋」6本

執筆者:フォーサイト編集部2012年10月1日

 本日の更新記事は、平井久志さんの「韓国大統領選まで3カ月(下)『野党候補一本化』が焦点」です。焦点は野党第一党・民主統合党候補の文在寅氏と、満を持して大統領選出馬を表明した安哲秀ソウル大教授の間で、野党候補一本化ができるかどうか。安氏はすでに、夫人のアパート購入をめぐり、マスコミからの「検証」の洗礼を受けました。

 「専門家の部屋」では、6本の新エントリ。

 「南アフリカ・コーポラティズムの崩壊?」(アフリカ、平野克己さん):プラチナ鉱山で45人の死者を出す激しい労働争議がありました。南アでは労組が統治機構の一翼を担ってきましたが、それが綻び始めたようです。

 「連邦議会選挙展望:“gridlock”な関係が続く大統領と議会」(アメリカ、足立正彦さん):米大統領選と同時に行なわれる連邦議会選挙。上院は民主党、下院は共和党が引き続き過半数を維持しそうで、大統領と議会のgridlock(行き詰まり状態)な関係は続きます。

 「日中は『政冷経熱』から『政冷経冷』を経て『政冷経冷文冷』へ」(中国、野嶋剛さん):10月下旬に予定されていた中国でのセミナーは中止になり、著書の中国での出版も延期になりそうな雲行き。両国関係の「冷たさ」は筆者・野嶋さんの身にも忍び寄ってきました。

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