シリア「紛争の国際化」、「専門家の部屋」3本

執筆者:フォーサイト編集部2012年10月24日

 本日の更新記事は、西川恵さんによる「【インタビュー】フランソワ・ビュルガ・フランス中東研究所所長 シリアは紛争の『国際化』を狙っている」です。民主化に踏み出したエジプト、チュニジア、リビアとは違い、混迷を深めるシリア情勢。フランス中東研究所のビュルガ所長は、シリア軍によるトルコ爆撃・レバノンへの攻撃には、紛争を国際化させようという狙いがあると見ます。

 「専門家の部屋」では、3本の新エントリ。

 「建設現場から消えた大学生――北朝鮮『教育改革』の本気度」(朝鮮半島、平井久志さん):これまで大学生を工事に駆り出していた北朝鮮。最高人民会議で「生徒たちを無秩序に動員するな」という法律が制定され、動員にブレーキがかかったようです。

 「復興予算『流用』のために潜り込ませた文言」(行政ウォッチング、原英史さん):復興予算の流用問題。基本法の「基本理念」や「基本方針」の中に、都合よく予算を流用できるような文言を潜り込ませていました。

 「台湾からジミー・ライ=黎智英が去った日」(中国、野嶋剛さん):台湾のメディア王として君臨した香港の企業家・黎智英が台湾から完全撤退。不偏不党の立場だった彼の不在は、台湾の言論にとってマイナスです。

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