グルジアの政変、「専門家の部屋」3本

執筆者:フォーサイト編集部2012年10月29日

 本日の更新記事は、国末憲人さんの「『色の革命』は褪せたのか――旧共産圏の『民主化』と『親欧米』」です。2004年の「バラ革命」で誕生し、親欧米路線を進めてきたグルジアのサアカシヴィリ政権が総選挙で敗北。腐敗への批判が高まったためです。とはいえ政権交代は平和裏に行なわれ、「民主化」は少しずつ進んでいるという見方もできます。

 「専門家の部屋」では、3本の新エントリ。

 「ミャンマーの『中国離れ』は本当か」(東南アジア、樋泉克夫さん):「民主化」「中国離れ」「対中包囲網」――“アジアに残された最後のフロンティア”ミャンマーが持て囃されていますが、現実を冷静に分析するべきではないでしょうか。

 「本格的な成長期を迎えたインドの中古車市場」(インド、山田剛さん):現在、年間600万台前後のインド中古車市場。新車販売の1.6倍程度の規模ですが、これが年10―11%のペースで拡大すると見られています。

 「最高裁『トイレ』整備命令でわかったインド初等・中等教育のぜい弱さ」(インド、山田剛さん):学校におけるトイレの不備が子供たち、特に年長の女子児童が学校からドロップアウトしてしまう原因となっているインド。最高裁が整備命令を出しました。

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