5月7日、ホワイトハウスでオバマ米大統領と会談した韓国の朴大統領 (C)AFP=時事
5月7日、ホワイトハウスでオバマ米大統領と会談した韓国の朴大統領 (C)AFP=時事

 米国のオバマ大統領と韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は5月7日(日本時間8日未明)、ホワイトハウスで首脳会談を行ない、北朝鮮の挑発に対価を与えず、核保有を容認しないことを確認した。その一方で、北朝鮮が非核化への意思を行動で示せば、対話プロセスを再開する方針も確認した。オバマ大統領はあらゆる能力を動員して同盟国を守るとし、米韓同盟を確認した。

 オバマ大統領と朴槿恵大統領は対北朝鮮政策で一致した対応を確認し、両首脳は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が「もう1つの道」へ歩み出すべきだと迫った。

 一方、オバマ大統領は、北朝鮮に原則的な対応を取りながらも、対話や人道支援などを通じて南北間の信頼を築いていくという朴槿恵大統領の「韓半島信頼プロセス」に対して「朴大統領のアプローチは大変共感できる。米韓両国がともにやれることだ。何年間、私がやってきたことと似ている」と語り、韓半島信頼プロセスへの支持を表明した。

 朴大統領は、オバマ大統領の提唱している「核なき世界」に対して「朝鮮半島から実践されるべきだ」と指摘し、オバマ大統領への共感を示した。

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