旧ソ連圏である独立国家共同体(CIS)で、グルジア、ウクライナと相次いだ民主化革命が、近く中央アジアのキルギスや、ウクライナの西隣のモルドバにまで波及する可能性が出てきた。 これらの国々にも親欧米政権が誕生すれば、ロシア勢力圏の著しい縮小となる。それだけに、プーチン政権は警戒を強めているが、ウクライナでは当初、親ロシア派大統領候補に肩入れして失敗しただけに、効果的な抑止策もなく、苛立ちを深めるばかりだ。 キルギスでは二月二十七日の議会選挙で、親欧米派のオトゥンバエバ元外相が率いる野党「祖国」の躍進が予想されている。旧ソ連時代から同国のトップに君臨するアカエフ大統領の権威主義的統治への不満が鬱積しており、野党勢力は、グルジアで起きた「バラ革命」の向こうを張って、チューリップを政権交代を目指す戦いのシンボルに決めた。 モルドバでも三月六日に議会選が予定されており、共産党のウォロニン政権が、西の隣国ルーマニアとの統合を掲げるキリスト教民主人民戦線などの台頭に脅かされている。こちらは特産のブドウを政権打倒のシンボルにしている。

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。