国際テロ組織アル・カエダが自らのウェブサイトに核爆弾の製造方法マニュアルを掲載していることがわかった。 中東情勢に詳しいロンドンの消息筋によると、十月六日、アラビア語の同サイト上に「アル・フィルダウス」というタイトルのついたページが登場。核爆弾から「汚い爆弾」、通常爆弾までの製法を図解入りで詳細に説明しているほか、読者に対し、ウランの代替物としてラジウムなどの放射性物質を探すよう促してもいるという。 マニュアルには「ジハード(聖戦)の核爆弾と濃縮ウランへの道」との見出しがあり、「アラーのために、ジハード戦士の司令官オサマ・ビンラディンへの贈り物」というメッセージも見える。作者は「レイス・アル・イスラム」(「イスラムのライオン」の意)を自称している。 問題のサイトを見た核技術専門家らは「核爆弾の製造について一般的な説明ではなく、素人にも理解できるくらい極めて具体的」と、驚きを隠さない。サイトにはこれまで六万件近いアクセスがあったという。

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