何用あって北陸へ

執筆者:吉崎達彦2015年4月4日

 日曜日の夕方、上野駅の地下20番ホームに立ってみて驚いた。ほとんど5分間隔で新幹線が来るのである。しかもその行き先が実にバラエティに富んでいる。

 

16:14 あさま 長野行き(長野新幹線)
16:18 やまびこ 仙台行き(東北新幹線)
16:26 はやぶさ・こまち 新青森/秋田行き(東北・秋田新幹線)
16:30 かがやき 金沢行き(北陸新幹線)
16:34 はやて 新青森行き(東北新幹線)
16:38 とき 新潟行き(上越新幹線)

 

 上野駅の20番ホーム。4分おきに違う種類の新幹線が入ってくる。
上野駅の20番ホーム。4分おきに違う種類の新幹線が入ってくる。

 ホームで待っている乗客は高齢の方が多いようなので、間違えた車両に乗ってしまうのではないかと見ていて心配になる。東京駅ならば乗り場が別々に表示されているが、上野駅ではそれらがまとめて1本のホームに入ってくる。まあ、途中で気が付けば、大宮駅で乗り換えるという手があるのだけれど。

 次々にホームに入ってくる新幹線は、それぞれに車体が個性豊かである。新青森行きの「はやて」はモスグリーンの車体で先頭部分が尖っている。秋田行き「こまち」の先頭部分は派手な赤色に染まっている。新潟行きの「とき」には、2階建て車両がついている。そして目指す北陸新幹線は、アイボリーの車体に丸みを帯びた青が先頭部分を覆い、さらにゴールドのストライプが入っている。

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