トヨタ自動車のジュリー・ハンプ常務役員(55)が6月18日、麻薬取締法違反の容疑のため、滞在していた都内のホテルで逮捕されました。中身が「ネックレス」と記載されていた米国からの国際宅配便の小包に、麻薬成分の「オキシコドン」錠剤57錠が隠すように入っており、密輸の疑いが持たれているためです。ハンプ容疑者は、「麻薬を輸入したとは思っていない」と容疑を否認しています。現在、警視庁が詳細を調べていますが、7月1日、トヨタ自動車はハンプ容疑者の辞任を発表しました。

 このニュースは、米国でも多くのメディアによって報道されましたが、日米の反応に温度差を感じます。逮捕直後に知り合いの米国人医師などと議論したところ、以下のような疑問や意見が投げられました。

「腰かどこか、体に痛みがあるのでは?」

「でも、ふつう57錠も一度に処方されないでしょう?」

「きっと海外に住んでいるからたくさん送ってもらったのかもしれない」

「彼女ほどのキャリアをもつ人が日本のルールを知らなかったというのは信じられない」

「処方箋を証明すれば疑いが晴れるのに、なぜ証明しないの?」

「そもそも日本ではオキシコドンは処方してもらえないの?」

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