7.エレーン・チャオ運輸長官(63)

 米議会上院本会議で1月31日、賛成93票、反対6票の賛成多数で承認され、運輸長官に正式に就任した。トランプ政権の閣僚及び閣僚級レベルでの女性登用としては、チャオ運輸長官の他には、ベッツィ・デヴォス教育長官、ニッキー・ヘイリー国連大使が挙げられる。

 

 ジョージ・H・W・ブッシュ政権では運輸副長官を務めており、運輸行政に精通している。さらに息子のジョージ・W・ブッシュ政権では労働長官に就任し、同政権中の2期8年間在任したが、当時、初のアジア系(台湾系)米国人女性の閣僚経験者となった。今回、運輸長官に就任したことで2度目の閣僚ポスト就任となる。

 労働長官退任後は、2009年からワシントンにある共和党寄りの保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」の特別研究員を務めていた。今回、同財団のジム・デミント所長(元共和党上院議員、サウスカロライナ州選出)は、チャオ氏の運輸長官承認に際し、「Heritage on Nomination of Elaine Chao」と題するステートメントを発表し、就任を歓迎した。

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