ゴルフW杯で米国チームのウッズ(左奥)と闘った丸山。この頃から徐々に米国ツアーでは飛距離の差に悩み始めていた(2001年)(C)時事

 

 タイガー・ウッズが11月下旬からバハマで開催される「ヒーロー・ワールド・チャレンジ」(自身が主催する米PGAツアー非公認の招待試合)に出場する。今年2月に開催された欧州ツアーの「オメガ・ドバイ・デザート・クラシック」を途中棄権して以来、9カ月ぶりの試合復帰となるのだが、それに先駆け、昨今は自己アピールに余念がない。

 今月はじめには米ラジオ局『ESPN』のポッドキャスト(ネット上のラジオ・テレビの一種)上で、自身の子供たちがウッズをどう見ていたかという父親観をはじめ、膝の状態やスイング改造にまつわる秘話などを赤裸々に語っていた。その中で最も注目を集めたのは、ボールの進化に対するウッズの意見だった。

 モダンテクノロジーを駆使して開発されている近年のゴルフボールは、年々、進化し続けている。その恩恵を受けて、ゴルファーの飛距離は伸び続け、とりわけ用具の性能を最大限に活かすことが可能な一流プレーヤーたちの飛距離の伸びは著しい。

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。