「米本土射程」ミサイルで米朝「大変」(2)「力の誇示」にこだわったトランプ大統領
2017年12月1日
ドナルド・トランプ米大統領は11月10日、北京からアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開催されるベトナムのダナンに向かった。
ホワイトハウスのサラ・サンダース報道官は、北京からダナンに向かう大統領専用機(エアフォースワン)内で記者団に対し、ベトナムでロシアのウラジーミル・プーチン大統領との公式会談はない、と明らかにした。両首脳の日程が合わないためだが、APEC会場での接触はあり得るとした。
プーチン大統領とは「立ち話」
トランプ大統領は11月2日の『FOXニュース』とのインタビューで、「(APECでの)プーチン大統領との会談はあり得る。ロシアが北朝鮮問題でわれわれを助けることができるため、プーチン大統領はとても重要だ」と語っていた。
ロシア側も、米ロ首脳会談に積極的に応じる姿勢だった。ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は11月4日に、プーチン大統領はAPECでトランプ大統領に会うことができるし、会えば北朝鮮情勢を論議する可能性が高い、と述べた。また、ユーリ・ウシャコフ大統領補佐官も同9日、米ロ首脳会談が10日にもダナンで行われると述べていた。ペスコフ大統領報道官は10日、米国側の否定的な姿勢にもかかわらず、交渉を忍耐強く続けているとした。
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