「南北対話」は「オリーブの枝」か(2)南北で異なっていた「共同報道文」の文言
2018年1月12日
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は1月2日、青瓦台で開いた今年最初の閣議で、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が「新年の辞」で、平昌五輪参加や南北当局者会談開催の用意があるとしたことについて、「平昌五輪を南北関係改善と平和の画期的な契機にしようというわれわれの提案に呼応したもの」と評価、歓迎の意を表明した。
韓国が当局者高位級会談を提案
文大統領は「統一部と文化体育部は南北対話を迅速に復元し、北側代表団が平昌五輪に参加するように後続措置を早急に準備せよ」と指示を下した。
さらに「南北関係改善と北の核問題解決は別途に進める問題ではないから、外交部は南北関係改善と北の核問題解決を同時に推進できるように友好国と国際社会と緊密に協議することを願う」と語り、米国などへの説明と根回しを求めた。
韓国側は金党委員長の「新年の辞」を受けて、2日午前9時に板門店の連絡チャンネルを通じて北朝鮮側との接触を試みたが、北朝鮮側の反応はなかった。
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