今回の日米首脳会談では、トランプ大統領(右)から重要な発言が次々と飛び出した(左は安倍首相)(C)AFP=時事

 

 ドナルド・トランプ米大統領は4月17日午後(日本時間18日未明)、米フロリダ州の自身の別荘があるパームビーチで、訪米した安倍晋三首相と首脳会談を行った。トランプ大統領は、この会談の冒頭で、いくつかの重要な発言をした。

 まず、最初の重大発言はこうだった。「われわれはすでに北朝鮮と高いレベル、極めて高いレベルで直接対話を行った」「わたしはこれが良い意図であり、良いことが起きるようになるものだと信じる」と述べたのである。

ポンペオ・金正恩会談が実現

 トランプ大統領が「最高位級との直接対話」という言葉を使ったために、記者団の中にトランプ大統領がすでに金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との直接対話をしたのか、という疑問が上がった。

 実際、『ロイター通信』は、記者の「金正恩党委員長と直接対話をしたのか?」との質問に、トランプ大統領が「そうだ」と答えたとして、一時「トランプ大統領が金党委員長と直接対話」と「誤報」を流してしまう一幕もあった。

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