コンビニエンスストアのアルバイト説明会に参加する外国人留学生。こうした多くの外国人が 「人手不足」を補ってくれているのだが…… (C)時事

 

 ついに日本に住む外国人が200万人を突破した。総務省が発表した2017年10月1日時点の推計人口によると、「日本人」の人口は1億2464万8000人と前年比37万2000人減り、7年連続の減少となった。減少幅は毎年大きくなっており、2016年の29万9000人から大きく拡大した。一方で「外国人」は5年連続で増加しており、205万8000人に達した。

 もちろん、外国人が増えたからと言って、日本人の減少数を穴埋めできるほど増えているわけではない。日本人と外国人を合わせた日本の総人口は1億2670万6000人と、2008年の1億2808万4000人をピークに減少が続いている。

 人口減少の要因は、言うまでもなく少子化だ。2008年に110万8000人だった出生児数は、2017年にはついに100万人を割り、96万5000人になった。一方、死亡者数は130万人を超えており、出生から死亡を引いた自然増減は2007年から11年連続で減少している。

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。