サモアに今も残る、ロバート・ルイス・スティーヴンソンの旧宅(JICA提供、以下同)

 

 4月にフィジーとサモアを訪問した。5月18—19日に福島県いわき市で「第8回太平洋・島サミット」が開かれたのだが、その準備のために行ったものである。私にとって太平洋島嶼国の視察は、一昨年のパプアニューギニア、ソロモン諸島、バヌアツ訪問に続くものだった。

 

 

 太平洋島嶼国では、パプアニューギニアが人口約800万で最大、フィジーが2番目で、人口約90万である。以下、ソロモン諸島が約60万、バヌアツが約27万、サモアは約20万で、第5位である。なお、人口の少ない方で言うと、1974年に独立したニウエという国が約1500人、さすがに国連に加盟はしていないし、承認している国は少ないが、日本は2015年に承認している。それからナウルとツバルがそれぞれ約1万人で、日本の平均的な町くらいだろうか。

良好だった太平洋島嶼国との関係

 2004年から2006年にかけて国連大使を務めていたとき、1、2カ月に1度、アジア大洋州諸国の次席代表が集まる会合があった。東アジアの国々はかなり知っていたし、また南アジアの国々もある程度知っていたが、中央アジア(ウズベキスタン、カザフスタン、トルクメニスタン、キルギス、タジキスタン)および太平洋島嶼国とは馴染みが薄かったので、この地域の外交官と知り合う良い機会だった。

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。