どこかの国の首相のような”お友だち人事”(C)AFP=時事

 

37.ビル・シャイン・ホワイトハウス広報部長兼大統領次席補佐官(広報担当、55)

 7月5日、ドナルド・トランプ大統領が指名した。同人事は、「トランプ・オーガニゼーション」(不動産事業の中核会社)在職中からトランプ氏を支え、大統領選挙中は選対本部の中枢で活躍し、大統領就任後も信頼が非常に厚かったことから2017年9月にホワイトハウス広報部長に抜擢されていたホープ・ヒックス氏が2018年2月末に辞任したことに伴うものである。

 シャイン氏は『FOXニュース』の共同経営者として同ネットワークの視聴率獲得で成功を収めて高い評価を受け、トランプ大統領はホワイトハウスの広報対策について、その手腕に期待を寄せて指名した。

 実際、トランプ大統領は公表した声明の中でシャイン氏を起用した理由として、20年以上の『FOXニュース』での経験で培われたテレビ番組製作、広報対応、管理能力をホワイトハウスの同ポストに活かすことに期待を表明している。

 シャイン氏は『FOXニュース』の初代CEO(最高経営責任者)だったロジャー・エイルズ元会長を支えてきたが(エイルズ氏は2017年5月に死去)、エイルズ氏は2016年7月に同局内の複数の女性から性的嫌がらせで提訴され、辞任に追い込まれた。当時、エイルズ氏のその問題を封印することにシャイン氏自身も関与していたと、提訴した女性らから批判されていた。

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