9月9日、メーデー・スタジアムでの中央報告大会の後、そのままマスゲーム・芸術公演を鑑賞する金正恩党委員長(中央)(『労働新聞』HPより)

 

 北朝鮮は9月9日夕、平壌のメーデー・スタジアムで北朝鮮の創建70周年祝賀中央報告大会を開催した。建国記念の中央報告大会が数万人を収容できるメーデー・スタジアムで開かれるのは異例だが、同スタジアムで同日から始まったマスゲーム・芸術公演「輝かしい祖国」の開幕前に中央報告大会を開く形を取った。

 北朝鮮の建国記念の中央報告大会に、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が参加するのは、これが初めてであった。ここでも金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長が金党委員長の委任で報告を行った。

この報告でも核・ミサイルへの言及はなく「朝鮮は創建後の70星霜、社会主義強国建設の道に沿って力強く前進してきた」と述べ、「いささかの路線上の錯誤や政治的風波も知らず真っ直ぐに前進してきた勝利の歴史、自力自強の威力によって最も困難な状況の下で最も立派な転変をもたらした大変革の歴史、人民大衆中心の国家政権建設の時代的亀鑑をもたらしてきた創造の歴史というところに朝鮮の70年の歴史の偉大さがある」と強調した。

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