ボブ・ダドリー「BP」CEOの話は決して「ポジション・トーク」ではないと岩瀬氏は考える(C)AFP=時事

 

 10月9日から11日まで、ロンドンで「Oil & Money Conference」なるものが開催された。『ニューヨーク・タイムズ』と専門紙『エナジー・インテリジェンス』が1979年から共催しているもので、今年で39回目になる。ロンドンでは、2月中旬に開催される「IP Week」と並ぶ業界の一大行事だ。産油国やエネルギー業界から重鎮が集い、さまざまな観点から直面している課題について意見交換をする場となっており、今後の行方を占うさいに役立つ情報に充ち満ちている。

『フィナンシャル・タイムズ』(FT)が報じているところでは、将来の需給バランスの推移、価格動向の見方について、世界の4大オイル・トレーダー間で意見が割れているそうだ。

 10月10日に掲載された記事「Leading oil traders face off over price outlook as Iran sanctions near」によると、次のようになっている。

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