恐れていた議会の「ねじれ」で逆風に晒されることになるが……(C)AFP=時事

 

 あたかもドナルド・トランプ大統領の信任投票の感を呈した米国中間選挙は、ほぼ事前予想どおりの結果となった。上院では共和党が過半数を維持し、下院では民主党が多数派となることが確実となったのだ。いわゆる「ねじれ」の発生である。

 日本への影響を問われた政府関係者は、一様に「日米同盟関係は、共和党も民主党も重視しており、基本的に大きな影響はないと見ている」と回答している。

 では、石油市場に与える影響はどうなのだろうか?

 外交面では大統領の権限が大きい。

 その大統領の「信任投票」がどういう結果だったと読むべきなのか?

 これは筆者の能力を超えている分野なので、専門家にお任せするとして、何かエネルギー政策に影響を与えるヒントはないのだろうか、とニュースを検索していたら、ありましたね。

 我らが『フィナンシャル・タイムズ』(FT)のエド・クルックスが2018年11月7日付で「Oil industry scores victories in US midterm elections」という記事を書いてくれていたのだ。

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