支持率が50%だと誇るトランプ大統領のツイート画像

 

【ワシントン発】 民主党大統領候補指名獲得争いを巡り、正式な出馬表明が相次いでいる。

 2月9日には、選出州マサチューセッツで民主党リベラル派の代表的政治家であるエリザベス・ウォレン上院議員が、ハーバード大学教授時代、ロースクールに在学していた教え子であるジョー・ケネディ3世下院議員(マサチューセッツ州第4区選出)の紹介を受け、正式に出馬表明を行った。

 翌10日には、党内では中道派に位置するエイミー・クロブチャー上院議員が、選出州である中西部ミネソタで出馬表明を行った。

 民主党ではすでに、カマラ・ハリス(カリフォルニア州選出)、キルステン・ジルブランド(ニューヨーク州選出)、コリー・ブッカー(ニュージャージー州選出)の3人の上院議員が出馬表明しているため、ウォレン、クロブチャー両氏の参入により5名の上院議員が出馬を表明したことになり、民主党の大統領候補指名獲得争いは益々混戦の様相を呈しつつある。

出馬可能性のある共和党候補

 2020年大統領選挙を展望するうえで野党・民主党の候補選出プロセスとともに注目しなければならないのは、与党・共和党内の動きである。現職ドナルド・トランプ大統領に対して反旗を翻し、挑戦する政治家が出現するか否かである。そして、その果敢な挑戦で重大な結果をもたらすことができるか、注意深く見ておく必要がある。

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