43歳には見えない面魂の「司令塔」(C)AFP=時事

 

【ワシントン発】 2020年民主党大統領候補指名獲得争いに出馬するか否かの判断が注目されていた党内中道・穏健派の大物政治家ジョー・バイデン前副大統領が、遂に出馬の決断を4月25日に下した。

 またマイケル・ベネット上院議員(コロラド州選出)も5月2日に出馬表明を行っており、上院議員としてはバーニー・サンダース(無所属、バーモント州選出)、エリザベス・ウォレン(マサチューセッツ州選出)、カマラ・ハリス(カリフォルニア州選出)、コーリー・ブッカー(ニュージャージー州選出)、エイミー・クロブチャー(ミネソタ州選出)、キルステン・ジルブランド(ニューヨーク州選出)各氏に続いて7人目の出馬表明となった。

 現職の市長、州知事では、5月6日の週にニューヨーク市のビル・デブラシオ市長が出馬表明するものとみられている。さらには、モンタナ州のスティーブ・ブロック知事は現在2期目であるが、知事の連続3選は同州憲法で禁じられており、ブロック知事は5月前半にも出馬表明を行うものとみられている。

 このように、民主党では候補者数は膨れ上がる一方であり、25名を上回る可能性も出てきており、2016年共和党大統領候補指名獲得争いに出馬した17名を大幅に上回りつつある。

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