まさに超人的な「メンタル」の強さでつかんだ栄冠(C)AFP=時事

 

「全米プロゴルフ選手権」(5月16~19日)を連覇し、メジャー4勝目を挙げたブルックス・ケプカ(29)の勝ちっぷりは、戦いの舞台となった「ベスページ・ステートパーク・ブラックコース」(米ニューヨーク州)のコースレコード「63」を含め、数々の大会記録を塗り替えた歴史的な勝ち方だった。

 2017年「全米オープン」でメジャー初優勝を遂げたケプカは2018年大会でも連覇を果たし、そして今年は全米プロを制して、またしても連覇。

 メジャー出場8試合で4勝を挙げたケプカの高い勝率は、1999年全米プロから2002年全米オープンまでのメジャー11試合で7勝を挙げたタイガー・ウッズ(43)の63.6%にこそ届いていないが、50%という数字が他選手たちを圧倒していることは間違いない。

 とどまるところを知らないケプカの勢いを感じ取り、「ケプカのウッズ超え」を論じ始めた米メディアも少なくない。全米プロの優勝会見では、こんな質問が飛び出した。

「2015年に初優勝を挙げたとき、その後に次々にメジャー4勝を挙げる日々が来ることをあなたは考えていましたか?」

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