昨年大会でミケルソンがしでかした「珍事」も実は抗議だった!?(C)EPA=時事

 

 タイガー・ウッズ(43)がメジャー15勝目、米ツアー通算81勝目を挙げ、世界中を沸かせた4月の「マスターズ」が終わるやいなや、翌5月には今季2つ目のメジャー「全米プロゴルフ選手権」をブルックス・ケプカ(29)が制し、見事な大会連覇を披露した。

 そして、今季3つ目のメジャーとなるのが、6月13日から16日の4日間、名門「ペブルビーチ・ゴルフリンクス」(カリフォルニア州)で開催される「全米オープン」だ。

 言うまでもなく、全米オープンはメジャー4大会の1つであり、そのタイトル獲得は世界中の選手たちの目標である。

 だが同時に、アメリカのナンバー1ゴルファーを選び出すためのナショナルオープンでもあるため、米国人選手たちにとっては、母国の特別な大会という意味もある。

 そのため、米国人選手たちはエントリーする際の自分の名前の表記を、たとえば通称の「ビル」ではなくオフィシャルな「ウィリアム」と書くなど細かいところまで気を遣い、勝利する日を誰もが夢見ている。

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