【編集部注:以下の本文で「太字ゴチック斜体」にて表記してある部分は、筆者の原英史氏がFacebookで公表している内容などにもとづき、6月25日15:00に追記したものです】
『毎日新聞』記事(15日付)で、国家戦略特区ワーキンググループ(WG)の「隠蔽(いんぺい)」が大きく報じられている。連日のことだが、私が提案者を「指南」した、コンサルタント会社に「協力」した云々の話が取り上げられ、その関連で「隠蔽」が生じたとのストーリーに仕立てたいらしい。
提案者への助言が特区WG委員の務めであることなど、これまでの私の反論でさんざん書いてきた。
14日記事の中では、私が反論で「審査・選定を行っているのではない」と書いたことに対し、「提案募集要項には『WGで選定したものについて、委員によるヒアリングを実施する』と明記」されているなどと、再反論らしき記載もあった。14日当日にfacebookで指摘したが、全く的外れだ。
繰り返すが、私が言っているのは、規制改革のプロセスでの提案者に対するヒアリングは、「審査・選定」のために行っているのではない、ということだ。提案者に対するヒアリングを経て、この提案は採択する、こちらは採択しない、といったことを決するわけではない。つまり、優勝者や合格者を選ぶための「審査・選定」ではない。提案を求めヒアリングをするのはあくまで、現行規制の問題や背景事情を理解し、改善のアイディアを広く求める目的だ。
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