江戸前鮓とワインが繋げる「日墺」国交樹立150周年
2019年8月3日

セミナーで紹介された「ゲミシュター・サッツ」(中)と「サムト&サイド」(右)
見渡す限りワイン、ワイン、ワインの文字通りクラクラする光景が広がっていたのは、7月1日のシャングリ・ラ ホテル 東京。オーストリアから選りすぐりのワインが集結し、来場者がインポーターや生産者の力説に耳を傾けながら次々に口に運んでいく。
オーストリア大使館商務部とオーストリアワインマーケティング協会が主催する恒例の試飲会だが、今年は日本とオーストリアの国交樹立150周年だけに、これまでにない熱の入りようだ。

熱気に包まれた大試飲会の会場
「約100のワイナリーから400以上のアイテムが集まり、過去最大規模です」
そう話すのは、大使館商務部の松本典子上席商務官。
「日本の国別ワイン輸入量のトップはチリで、これにフランス、イタリア、スペインが続き、オーストリアは14位。ドイツ向け輸出が2000年比で3倍、アメリカが9倍、イギリスが15倍と飛躍的に伸びている一方、日本の動きは鈍い。でも、ここ10年で約2倍になりました。少しずつ認知されてきたかなという感触はあります」
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