駐日大使に就任する際、ホワイトハウスで宣誓するハガティ氏(ホワイトハウスHPより)
 

【ワシントン発】 今から約1年後の2020年10月下旬には、大統領選挙や連邦議会選挙のキャンペーンは佳境を迎えており、マラソンに例えるのであれば、スタジアムのホームストレッチでゴールのテープを目指してランナーらによる熾烈な争いが繰り広げられているに違いない。

 その連邦議会選挙のうち、今後の日米関係を展望する点で非常に重要な上院議員選挙がある。

 それは、ドナルド・トランプ大統領より2017年3月に次期駐日米国大使に指名され、米議会上院での指名承認を受けて同年8月末に第30代駐日米国大使として東京に着任し、今年7月下旬まで約2年間在職していたウィリアム・ハガティ氏が出馬するテネシー州選出上院議員選挙である。

 テネシー州選出の共和党現職ラマー・アレクサンダー上院議員は2020年11月に改選期を迎えるが、4選を目指さず今期限りで引退する意向を表明したことを受け、ハガティ氏は、同州選出上院議員選挙の共和党予備選挙への出馬を今年9月9日に正式に表明している。

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