「サンダース旋風」は再び起こるか

執筆者:足立正彦2020年1月31日
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【ワシントン発】 2月3日にはアイオワ州党員集会が予定されており、民主党大統領候補指名獲得争いがいよいよ本格化することになる。

 最近明らかになった各種最新世論調査結果や政治資金調達で好調さを見せつけているのが、今回2度目のホワイトハウス挑戦となるバーニー・サンダース上院議員(無所属、バーモント州選出)である。

政治資金調達額トップで支持率も上昇

 民主党のアイオワ州党員集会ではサンダース氏の他、ジョー・バイデン前副大統領、エリザベス・ウォーレン上院議員(マサチューセッツ州選出)、最年少38歳のインディアナ州サウスベンドのピート・ブディジェッジ前市長の4候補が接戦を演じており、混戦となる可能性が指摘されている。

 これら4候補のいずれも同党員集会で勝利する可能性はあるが、中でもサンダース氏が最も有利な立場を構築しつつある、との見方が最近されるようになってきている。

 支持率については、同党員集会の約10日前に当たる週末の1月25日、26日に相次いで公表されたアイオワ州やニューハンプシャー州といった「序盤州(early states)」における各種最新世論調査でサンダース氏がリードしており、しかも支持率が上昇傾向にあることも明らかになっている。

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