バイデン氏「女性副大統領候補」の「要件」

執筆者:足立正彦2020年3月19日
左から3人目のクロブチャー、1人おいてウォレン、2人おいてハリス、それにここにはいないがエイブラムスを加えた4氏が目下の下馬評「副大統領」候補(C)AFP=時事
 

【ワシントン発】 米国内でも新型コロナウイルス感染が急増し、一連のメディア報道に米国民の関心が集まる中、3月15日、会場に聴衆を入れずに、アリゾナ州フェニックスで民主党大統領候補テレビ討論会が開催された。

 討論は、同党の大統領候補指名獲得を争って残っている2人、ジョー・バイデン前副大統領とバーニー・サンダース上院議員(無所属、バーモント州選出)の間で行われた。

浮上してきた4人の女性

 討論会で最も大きな注目を浴びたのが、バイデン氏が、自らが候補指名を獲得した場合、大統領本選挙でともにホワイトハウス奪還に向けて戦う副大統領候補に女性を指名する意向を明確にした点である。

 そして意向表明後、副大統領候補に指名される可能性のある複数の女性政治家の名前が憶測され始めている。

 その結果、11月3日に投票が行われる大統領選挙で、バイデン氏がドナルド・トランプ大統領の再選を阻止して勝利した場合、バイデン氏自身も在職していた副大統領という要職の候補を指名する点で、バイデン氏がどのような資質を重視するのかが焦点となりつつある。

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