ゲーム内に登場した「検閲を受けない図書館」(提供:国境なき記者団)
 

 Minecraft(マインクラフト)というゲームをご存知だろうか。スマホやパソコンからアクセスしてプレイできるオンラインゲームである。

 ゲーム内の「世界」はブロック状の土や岩、樹木などから構成されており、プレイヤーはこれを切り出して家や道具を作ることができる。コンピュータが操作する「村人」と持ち物を交換したり、他のプレイヤーとオンラインで共同プレイをしたりすることも可能だ。

 単純なブロックを組み合わせて複雑な世界を作り出せるというところが人気を博して、Minecraftには今や1億4500万人ものプレイヤーがいるという。

 売り上げ本数がテトリスを抜き、世界で最も売れたゲームとも言われる。

 かくいう筆者もプレイヤーの1人で、思い通りの家を造ったり食料を生産したり石炭や鉄鉱石を掘り出したりと、寝る前の一時に非日常の「世界」に浸るのが、最近の日課となっている(「やりすぎる」と妻に怒られるが……)。

対象は「報道の自由度ランキング」下位国

 そのMinecraftが思わぬ形で注目を集めている。

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