トッププロから統括団体まで「ゴルフ界」から社会を「支援」の結束力
2020年4月20日
新型コロナウイルス感染拡大の影響で米ゴルフ界の動きが止まったのは3月半ばのこと。米ツアーの旗印的な大会「ザ・プレーヤーズ選手権」が初日終了後に中止されたときからだった。
以後、米ツアーの大会は中止され、メジャー大会は「マスターズ」「全米オープン」「全米プロ」が延期、「全英オープン」は第2次世界大戦以来75年ぶりの中止となった。
大規模で華やかなゴルフトーナメントが開催されず、時計の針が止まってしまっている昨今、全米のゴルフ関連ビジネスの75%以上が大きなダメージを受け、仕事を失って困窮している人々が大勢いる。
そんな中、米ゴルフ界を率いるリーダーたちは、さまざまな支援や救済を行い始めている。
いち早くアクションを起こしたのは、マスターズを主催する「オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ」だった。
3月30日、フレッド・リドリー会長は声明を出し、総額2ミリオン(200万ドル=約2億1600万円)の寄付を申し出た。1ミリオンはPCR検査場になっている地元のオーガスタ大学へ、残りの1ミリオンはオーガスタ市の緊急支援ファンドへ贈られた。
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