トップページでも「戦略の転換」を謳っている英「BP」(HPより)
 

 英「BP」が8月4日に2020年度第2四半期の決算を発表した。

『フィナンシャル・タイムズ』(FT)は「BP halves dividend as Covid-19 turmoil pushes oil major to loss」と題して報じている。サブタイトルが「FTSE100 group cuts shareholder payout for first time since Deepwater Horizon disaster」となっていることからも分かるように、大幅な赤字となり、メキシコ湾暴噴事故以来はじめて配当を削減せざるを得なかった、と。

 これに先立ち、米「エクソンモービル」(エクソン)と「シェブロン」が7月31日に第2四半期決算を発表、『FT』は「Big Oil gets smaller as Chevron and Exxon losses mount to $9.4 bn」と、損失額の大きさに焦点を合わせて報じていた。サブタイトルが「Industry leaders reveal of damage from oil price collapse」となっていることからも伺えるように、「新型コロナウイルス」パンデミックによる需要崩壊と、サウジアラビア(サウジ)が仕掛けた「石油価格戦争」による油価暴落の影響の結果だとしている。

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