渋野以上のシンデレラだが……(「マイヤーLPGAクラシック2018」でのポポフ)(C)AFP=時事
 

 昨年のメジャー「全英女子オープン」を制したシンデレラは渋野日向子(21)だったが、今年の同大会に世界304位から挑み、見事に勝利した27歳のドイツ人、ソフィア・ポポフも「これぞ、シンデレラ!」と絶賛された。

 世界ランキングが何位であろうとも、たとえそれまでは無名選手であろうとも、メジャー大会で優勝すれば、その後のすべてのメジャー大会の出場資格が得られることはゴルフ界の常識のようなもの。

 しかし、今月10日から開催されるメジャー第2戦「ANAインスピレーション」(9月10~13日)や、当初の6月から12月に延期されている「全米女子オープン」(12月10~13日)に、

「ポポフが出られないのは、おかしいのではないか?」

 そんな激しい批判が欧米メディアやファンの間から上がっている。

 米男子ゴルフに目をやれば、コロナ禍で6月から再開された米ツアー(PGAツアー)の再開初戦「チャールズ・シュワブ・チャレンジ」(6月11~14日)を制し、その後も優勝争いにたびたび絡み、トップ3入りを3度も続けている27歳の米国人選手、ダニエル・バーガーは、現在、世界13位(8月31日時点)のトップ・プレーヤーだが、

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