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「2020年石油価格戦争」と「アルメニア・アゼルバイジャン紛争」(1)
2020年10月10日
岩瀬昇 まず私から、議論のとっかかりとして「2020年の石油価格戦争のその後とこれから」についてお話しして、3人で議論をしていきたいと思います。
世界の石油需要は1日当たり1億BD(バレル/日)ですが、4月には3割落ち込み、現在は1割弱の900万BDに落ち込むとの予測で推移しています。
2020年の石油市場をグラフで見ると、4月20日にWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物が史上初のマイナスで37ドルという価格をつけました。この「マイナス価格」は市場に大きな影響を与え、その後、40ドルくらいのところで推移しているのが今の状態です。
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