ミシガン州議事堂の不穏な「トランプ信者」たち
2021年1月6日

ミシガン州議事堂前に集まったトランプ支持者(筆者撮影、以下同)
大統領選挙の投票日であった2020年11月3日から約4日間、『CNN』や『FOX』などのケーブルニュースを断続的に見続けた。
『CNN』が7日の正午前、ジョー・バイデンがペンシルバニア州の選挙人20人を獲得する見込みであることを伝え、獲得選挙人の合計が270人を超えてバイデンが46代の大統領に就任することが確実になった、と報じた。『AP』や『MSNBC』、『ニューヨーク・タイムズ』などもその速報に続いた。
ミシガン州の投票総数は553万9302票で、そのうちバイデンが280万4040票を取り、得票率は50.6%を占めた。一方、ドナルド・トランプが264万9852票を取り全体の47.8%にとどまった。その差は票数にして15万票以上、割合で見ると2.8ポイント差となった。
これは2016年のトランプ対ヒラリー・クリントンの時の、得票差数1万票超という僅差によるトランプの勝利と比べると、バイデンが明らかにミシガンを制したと言えるだろう。
バイデン当確を聞いた私は車に乗り込み、ミシガン州議事堂前に向かった。
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