OPECプラス「サウジ大幅減産」「ロシア増産」奇っ怪合意の謎を解く
2021年1月7日

オンラインで行われた「OPECプラス」(左上から3人目がサウジのABS王子、その右3人目がロシアのノヴァク副首相。OPEC公式ツイッターより)
「OPEC(石油輸出国機構)プラス」は2日間の難航した協議の上、ようやく「合意」に達した。
本件に関する「OPEC」ホームページ掲載の「声明文」と関連ニュースを読んで、筆者は1月6日朝、個人のフェイスブックに次のように投稿した。
【ロシアおよびカザフスタンの「増産」を容認する一方、サウジが「自主的」に100万BD減産するという、「OPECプラス」の何とも危うげな「合意」を象徴する文言を並べてみた。
あるアナリスト曰く「これこそMBS」だと。
〈This ‘surprise’ cut by Saudi Arabia is pure MBS [as Prince Mohammed is known colloquially]〉(FT)
サウジのABSは「『説得術』を知らない王族大臣」らしく
〈We are the guardians of the industry〉(Arab News)
記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。