「脱炭素」で重要度を増す「エネルギー安保」に構想はあるか
2021年3月2日

第6次エネルギー基本計画は「2050年カーボンニュートラル」実現の根幹となる(石油・天然ガス小委員会/経産省公開の動画より)
2020年12月8日、筆者が初めて委員として参加した経済産業省の審議会「総合資源エネルギー調査会」の孫組織「石油・天然ガス小委員会」(石天小委)の会合が、2月に入って立て続けに開催された。
大きなテーマは次のようなものだった。
第13回 2020年2月15日(月)
① 石油・天然ガスの安定供給確保(自主開発の更なる推進)
② 我が国及びアジアのレジリエンス確保
③ 水素、アンモニア、CCS適地の安定確保
総合資源エネルギー調査会 資源・燃料分科会 石油・天然ガス小委員会(第13回)(METI/経済産業省)
第14回 2020年2月19日(金)
① 日本企業の脱炭素化取組の支援
② アジアの現実的なエネルギー移行支援
③ 包括的資源外交
④ 新時代における人材育成・獲得
(さらに、急遽「中下流部門」の①石油備蓄、②石油精製・元売り業、③SS、④LPガス、に関する2050年カーボンニュートラルを見据えた主な課題、についての議論を求められた)
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