4月28日に行われた新潮社フォーサイトのオンラインセミナーの動画(2)です。

 講師としてお招きしたのは、フォーサイトの連載企画〈「人手不足」と外国人〉で外国人労働者政策の抱える問題をレポートし続けるジャーナリスト・出井康博氏です。

 今回のテーマは、〈コロナ禍で使い棄てられる留学生:「留学生30万人計画」の嘘と罪〉。

 2008年、日本政府のグローバル戦略の一環として打ち出された「留学生30万人計画」は、数字の上ではすでに計画達成済とされています。しかしその実態は、日本語学校の受け入れ態勢不備や重い経済的負担で非常に苛酷な制度であり、留学生の生活破綻も決して珍しくありません。 特に昨年来のコロナ禍では、帰国も叶わぬ中、学費稼ぎの違法就労に従事せざるを得ない状況が深刻化しています。

 このテーマを長期にわたって取材してきた出井氏が、一般メディアは取り上げない現場の実情をお伝えします。

 <目次>

・留学生30万人計画とは(0分05秒)

・入管庁の問題(13分36秒)

・打つべき対策は?(19分19秒)

・他国の政策と比較すると?(25分35秒)

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