「アフガン撤退」とは何だったのか――多くの人々が答えを出せずにいる(C)AFP=時事

 

今週もお疲れ様でした。8月31日の「アフガン戦争終結」を受けて引き続き主要メディアはアフガン問題に多くの紙面を割いています。新たな1週間を迎える前に、フォーサイト編集部が週末に熟読したい海外メディアの記事5本、皆様もよろしければご一緒に。Hope you have a great weekend!

Afghanistan Was Lost Long Ago【James Dobbins/Foreign Affairs/8月30日付】

The Right Lessons From Afghanistan【Anders Fogh Rasmussen/Foreign Affairs/9月1日付】

 8月31日に米軍の撤退期限が到来したこともあり、アフガニスタン関連の記事が引き続き数多く世に出ている。その中で目についたのは、過去20年間のアフガン戦争と彼の地の民主化に自ら携わった当事者ふたりの言葉だ。

 まず、ジョージ・W・ブッシュ、バラク・オバマ両大統領の下でアフガン担当特別代表を務めたジェームズ・ドビンズ(米ランド研究所上席研究員)は、米「フォーリン・アフェアーズ(FA)」誌に寄せた「ずっと前に失われていたアフガン」(8月30日付)で、次のように振り返っている。

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