北朝鮮のミサイル脅威がもたらすものとは(C)AFP=時事

 

 今週もお疲れ様でした。ロシアとベラルーシの合同軍事演習が始まり、ウクライナの緊張が高まっていますが、米国がウクライナ、台湾、そしてミサイル発射で挑発を繰り返す北朝鮮と三正面作戦を余儀なくされている一方で、この状況から「利益」を得ているのは中国であるという論調が散見されます。

 新たな1週間を迎える前に、フォーサイト編集部が週末に熟読したい海外メディアの記事4本、皆様もよろしければご一緒に。Hope you have a great weekend!

Don't Buy the Xi-Putin Hype【Craig Singleton/Foreign Policy/2月8日付】

U.S. Indo-Pacific Power Depends on Restraint in Ukraine【Ashley Townshend/ Foreign Policy /2月9日付】

North Korea Is Becoming an Asset for China【Foreign Affairs/Sungmin Cho、Oriana Skylar Mastro/2月3日付】

 中国の習近平国家主席とロシアのウラジーミル・プーチン大統領が北京冬季オリンピックの開会式を前にして2年ぶりとなる首脳会談を行った。「権威主義の枢軸」を強化する動きではないかと注目を集めているが、「今回のサミット後の中国側による発表を少し詳しく見てみると、プーチンがさほど成果を挙げることなく北京を後にしたことがわかる」との分析を、米「フォーリン・ポリシー(FP)」誌が示している。

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