
注目を集めているショルツ独首相の論稿(C)EPA=時事
今週もお疲れ様でした。ドイツのオラフ・ショルツ首相がFA誌に寄せた論稿が注目を集めています。ロシア・ウクライナ戦争を受けて防衛費増額へ舵を切ったショルツ首相が、改めて欧州の安全保障に主導的な役割を果たす意思表示を行ったことは、欧州と米国のパートナーシップの行方に新たな要素を加えることになるのかもしれません。フォーサイト編集部が週末に熟読したい記事4本、皆様もよろしければご一緒に。
The Global Zeitenwende【Olaf Scholz/Foreign Affairs/雑誌版1・2月号】
Seventy Years After Hiroshima and Nagasaki【岸田文雄/Foreign Affairs/2014年8月28日付】
ドイツのショルツ首相が米「フォーリン・アフェアーズ(FA)」誌で「グローバルな時代転換」を発表した。寄稿は同誌の2023年1・2月号(未発売)に向けてのものだが、12月5日付で同誌サイトに公開され、注目を集めている。
日本ではショルツの中国への言及に関心が集中しているようだ。それはたとえば、次のようなくだりだ。
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