米韓首脳会談:信頼回復した「核の傘」

Foresight World Watcher's 3Tips

執筆者:フォーサイト編集部2023年4月28日
米韓の信頼回復アピールはバイデン大統領にとって「トランプへの牽制」という意味もあるかもしれない(C)EPA=時事

 

 今週もお疲れ様でした。韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と米国のジョー・バイデン大統領の会談を受け、米メディアは韓国特集を掲載。米韓の信頼回復を評価しつつも、米国の核のプレゼンスが拡大することを警戒する論稿が見られます。フォーサイト編集部が週末に熟読したい記事3本、皆様もよろしければご一緒に。

Why Biden and Yoon's Agreement Is a Big Deal【Graham Allison/Foreign Policy/4月27日付】

America's Ironclad Alliance With South Korea Is a Touch Rusty【Adam Mount、Toby Dalton/Foreign Policy/4月27日付】

 韓国の尹錫悦大統領が4月24日から米国を訪問し、バイデン大統領との会談に臨み、核兵器を搭載可能な米国の原子力潜水艦を韓国へ派遣することや核協議グループの新設などを含むワシントン宣言の発表にこぎつけた。この米韓サミットは米国の外交・安全保障コミュニティで注目を集めており、「フォーリン・アフェアーズ」誌サイトは、折々の重要なテーマに関連する既出の記事を集める「Spotlight」コーナーで韓国を特集。「フォーリン・ポリシー(FP)」誌には首脳会談直後の27日付で論考が続けて登場した。

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。