ジャパンモビリティショー2023(有明・東京ビッグサイト)

執筆者:フォーサイト編集部2023年10月4日
 

 日本自動車工業会(豊田章男会長)が主催する「ジャパンモビリティショー」が、10月26日から(一般公開は10月28日から)11月5日まで、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれる。

 1954年に「全日本自動車ショウ」として始まったこのイベントは1964年に「東京モーターショー」と名前を変え、1975年以降は隔年で開催されてきたが、2021年の第47回はコロナ禍のため中止。その際の記者会見で豊田会長は「次回はさらに進化した『東京モビリティショー』としてお届けしたい」と、これまで自動車・二輪車の代名詞だった「モーター」という語にこだわらない姿勢を打ち出し、今回「ジャパンモビリティショー」へと衣替えを果たした。

 内容も大きく変わった。主催者はこの展示会を“自動車業界の枠を超えて、他産業やスタートアップ、来場客を含め、日本の未来を新しい仲間と一緒に創っていくショー”と位置付けた。そのため、出展・参加社数は前回2019年の192社から倍増、400社を突破した。

 メインは、主催者プログラムの「Tokyo Future Tour」。140社が参加し、(1)「Immersive Theater」(未来の東京の街を音と映像で体験)、(2)「LIFE/EMERGENCY/PLAY/FOODの切り口での体験型コンテンツ」、(3)「Startup Future Factory」(スタートアップと大企業が出会い、モビリティ産業の未来を担うスタートアップを育成する場)、(4)「Japan Future Session」(「モビリティと未来」という共通テーマを軸に日本の未来について討論するトークショー)、(5)「Personal Mobility Ride」(実用フェーズにある少し先の次世代モビリティの試乗体験)――を通して、〈モビリティが実現する、明るく楽しくワクワクする未来〉を提供する。

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