米ロ大統領選をはじめ、重要な選挙が目白押しの2024年(C)AFP=時事

 毎年恒例となっている世界の年間日程一覧「Foresight SCHEDULE」の2024年版の公開をスタートした。今後も逐次、アップデートしていくが、例年「SCHEDULE」立ち上げの準備・制作のなかで浮かび上がってくるのが、新たな年を見通すためのヒントだ。そのいくつかをご紹介しよう。

「世界の行方を左右しかねない選挙」は米大統領選だけではない

 なんといっても2024年はアメリカ大統領選挙の年だ。1月スタートの予備選に始まる候補者選びは3月のスーパーチューズデーを経て7月の共和党大会、8月の民主党大会まで続き、そこで勝ち残った候補が11月5日の一般投票を戦う。

 大きな関心が集まるのは、この投票の行方だけではない。それまでにどのような結果予想が、どのような段階で出るのか(あるいは出ないのか)もまた、米国のみならず世界に大きな影響を与える。たとえば、ジョー・バイデン大統領の再選が懸念される事態となれば、その時点からもう、外交や安全保障において米国のレームダック化が進むからだ。

 その影響は、ウクライナやイスラエル・パレスチナにおける和戦や中国との新冷戦はもちろん、気候変動やアフリカ・中東の不安定化に至るさまざまな課題に対する世界の対応に停滞や後退となって現れるだろう。この後に紹介する数々の首脳会合などの意味合いや効力も大きく変わったり減退したりしかねない。

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