ハマスは一時停戦を拒否している[記者会見するハマス幹部のオサマ・ハムダン=2023年11月12日、レバノン・ベイルート](C)REUTERS / Esa Alexander

[ガザ発/ロイター]エジプトは、ガザ地区での恒久的な停戦をイスラエルとの間で仲介すべく、ハマス、およびハマスと連携する過激派イスラム聖戦(Islamic Jihad)と議論を重ねている。イスラエルによる攻撃によってハマスが支配するガザ地区は瓦礫の山となり、万単位の人が犠牲となって、230万の人口の大半が家を追われた。

 エジプトが仲介しようとする様々な提案は以下のようなものだ。

「力の放棄」

 エジプトの治安関係者2人によると、エジプトはハマスとイスラム聖戦に対し、恒久的停戦と引き換えにガザ地区における権力を放棄すること提案しているという。両組織はこの提案を拒んだとされる。ただし、このエジプト治安筋からの情報については、両組織とも幹部が公式に否定した。

 ハマスとイスラム聖戦の指導者たちは、ガザの戦後はパレスチナ人自身によって決められるべきであり、外国の指示は受けないと繰り返し主張してきている。

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