ケチるなバター
2024年2月7日
新鮮な牛乳をいただいた。九百ミリリットル入りのボトルである。ペットボトルのお茶のほぼ二倍の量だ。嬉しい。嬉しいけれど、そうそうグビグビ飲めない。
小さい頃は牛乳が嫌いだった。その名残があるのか。もはや嫌いではないが、水のようにグビグビ飲む気にはならない。
こうして、いただいた新鮮な牛乳が封を切らぬまま、冷蔵庫の中に数日間お休みあそばしていた。その事態を発見した相方様が、
「そろそろ飲まないと腐っちゃうよ。せっかくおいしい牛乳なのに」
低く呟いた。たしかにそうだ。ならば牛乳をたくさん使う料理を作ろう。
牛乳を生のまま飲むことには消極的ながら、牛乳を使う料理に好物は多い。クリームコロッケ、レモンライス、グラタン。デザートではミルクシェイクやミルクババロア、ミルキーも大好きだ。
しかしチビチビ使っていては間に合わない。何か大量に牛乳を使う料理はないものか。
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