[ニューヨーク発/ロイター]本選の結果に株式、債券、為替がどう反応するか計算するには、細心の注意が必要だ。なんといってもまだ年が明けたばかりだし、勝敗予測も市場では真っ二つに割れている。また、連邦準備制度理事会(FRB)の政策や景気サイクル、企業業績といった要因のほうが、長い目で見れば市場にとって重要だとほとんどの投資家は考えている。
とはいえ、一部のストラテジストの間では、11月の投票日前後に政治的な要因で資産価格が動くことへの期待が高まっており、ゴールドマン・サックスは選挙こそが“主要な市場イベント”になる可能性を指摘している。
ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティテュートのシニアグローバル市場ストラテジスト、サミール・サマナ氏は、トランプ氏とバイデン氏のいずれかが2期目を迎えれば、トランプ氏は減税、バイデン氏は環境対策など1期目から重視していた課題にさらに注力する可能性があると述べた。
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