「議員定数削減」難航で浮上する「年内解散」 高市総理の成功体験は「2005年の郵政選挙」
2025年10月27日
本気で定数1割減を進めようとすれば、自民党内からも“抵抗勢力”が出てくるかもしれない[衆院本会議で所信表明演説をする高市早苗首相=2025年10月24日午後](C)時事
「定数削減なんて無理」自民党内に楽観論
公明党の連立離脱や日本維新の会の「閣外協力」など、成立までに紆余曲折はあったが、日本初の女性総理が率いる高市早苗内閣は順調な滑り出しを遂げたと言えそうだ。
高市「各国の首脳との間で、今後の協力の基礎となる信頼関係をしっかり構築することができたと思っている」(26日・ASEAN関連首脳会合終了後)
総理として初の外遊となったマレーシアのクアラルンプールでのASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会合の一連のイベントを終え、高市は手応えを感じた様子で報道陣の取材に応じた。そして翌日に控えたドナルド・トランプ米大統領の訪日に関しても、笑顔を交えてこう語った。
高市「私に会うことを楽しみにしておられるという話も伺ったので、しっかりと大切な同盟国との関係を強化していきたいと思っている」
各メディアが報じる世論調査の結果を見ると、高市内閣の支持率は高い。
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