ベッセント氏は日米財務相会談のあと、二度にわたって「単なるリフレ政策(a purely reflationary policy)」からの脱却を促した[会談する片山氏(左から2人目)とベッセント氏(右から2人目)=10月27日午後、財務省](C)時事
[11月3日追記]ホワイトハウスは11月1日、10月30日に行われた米中首脳会談での合意内容を発表した。
中国によるレアアース輸出規制の停止や米中双方が24%の関税上乗せ停止措置を米中間選挙(2026年11月3日)後まで延長するなど、トランプ政権にとって大きな成果が認められる。
以下、ホワイトハウス発表のファクトシートに基づき、主要なポイントを確認する。
【米中合意、主な内容】
〇米国へのフェンタニル製造に使用される物質流入の阻止
〇レアアースやその他の重要鉱物をめぐり、現行および新規の輸出規制を事実上撤廃
〇米半導体メーカーおよび主要企業に対する報復措置の終了
〇米国産大豆など農産物の中国市場へのアクセス拡大
【米国の対応】
〇フェンタニル関税引き下げ:米国はフェンタニル流入阻止を狙った関税措置を11月10日から20%→10%に引き下げ
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